東日本大震災などの甚大な被害を伴う大地震を直接体験した人でも、年月の経過とともに地震直後の記憶は薄れていくようです。近年、いろいろな震災に被災した方々が各地へ赴き公演を行っていると聞きましたが、これは、大変良いことだと思います(公演される方は辛いかもしれませんが)。
生命に関わる重大な災害が大規模に発生した場合、往々にして我々はそれから眼をそらす傾向があるようです。「大地震で○○○名余死亡」と活字で書かれたり、テレビ等でその光景を見ている限りでは、それらの災害はいわゆる「他人事」のように感じる方が多いのではないでしょうか?万が一、自らの親類・知人が実際に被災したとしても、自分自身が経験していないとわからないことが多いのも事実だと思います。
大地震は必ずやってきます。ただ、いつ・どの地域に・どの程度の規模の大地震が起こるかが、現代の科学でもわからないだけなのです。大地震をなくすことは不可能です。しかし、大地震に備えて準備することや、大地震の後に適切な行動を行うことは、日頃の心構えと練習で充分に可能なはずです。
東京を代表する人口密集地で大地震が発生した場合、甚大な被害が発生することが予想されています。そうした予想も発表された影響しているのでしょうが、最近は、各家庭における地震対策も進んできたように思えます。ただ、いろいろな方の話を伺うと、圧倒的に多いのは「自分の家では地震対策をしています」という声です。果たして、自分の家のみの地震対策で充分と言えるのでしょうか?
人口密集地における大地震で一番懸念されているのは、地震が原因での火災です。ひとたび地震火災が発生すると「火災旋風」という現象が発生し、その地域を焼き尽くすことが研究で発表されています。つまり、どんなに自分の家の地震対策をしていても、近所を含めた地域単位の地震対策が不充分だと、大地震の際には自分の家に影響が及ぶ可能性があるのです。
つまり、自分の家や職場を地震による災害時でも被害を最小限に留めるには、地域単位での減災・防災活動(減災・防災計画)が不可欠だということなのです。
有限会社ビッグ・ムーンは、日頃から損害保険の普及や事故・災害が発生した場合の対処について適切なアドバイスを行うことを使命としております。当然、大地震に対する対策もご案内しております。取引先やお客様の真の減災を考えるのであれば、「地域減災・防災」は不可欠な要素となります。地域ぐるみで大地震による損害の発生を抑えることができれば、当然、その地域の被災者は少なくなります。それを大胆な話ですが、東京全体、さらに首都圏全体に広めようというのが有限会社ビッグ・ムーンの「大いなる課題」であると考えております。
そうした「大いなる課題」に取り組むには、当然一企業では限界があります。有限会社ビッグ・ムーンでは、同じ目的を共有できる損害保険代理店企業(または他業種企業とも)と連携し、この課題に取り組んでいこうと考えています。
大地震に備えて、有限会社ビッグ・ムーンと共に地域防災に取り組んでいただける損害保険代理企業がございましたら、質問も含めてご連絡いただければ幸いです。より詳しい趣旨や具体的な手法、または情報交換を通じて、いつか訪れる大地震に対して可能な限りの減災努力が多くの地域で構築できれば、予想されている大地震での犠牲者を劇的に減らせるかもしれません。
あまりにも大きすぎる課題かもしれません。しかし、できることから一つずつ、それを継続的に行えば、必ず一定の成果があると確信しています。今までテレビ等でしか見ることがなかった大地震で被災した光景が実際に目の前に現れるその時まで、有限会社ビッグ・ムーンは防災活動を継続していきます。
お問い合わせ先:mailto:info@bigmoon-com.net